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中国への出張に行きたくないと感じている方は多いようです。
結論として、中国出張に行きたくない人は増えていて、主に4つの理由がありました。
今回は、中国出張に行きたくない人に焦点をあて、その不満の理由を紹介していきます。
中国は日系企業進出数最多の国
そもそも中国は日系企業進出数がもっとも多い国です。
外務省の2022年調査結果では、31,324拠点と最多の拠点数となっています。
最近、多くの企業が中国のビジネスリスクを意識し、中国よりも東南アジアに注力しています。
コスト削減を目的として、中国に駐在員を常駐させる代わりに、定期的な出張で業務を行う企業が増えたようにも感じます。
なぜ中国出張は嫌がられるのか?
しかし、中国へは出張に行きたくないという人が増えているようです。
中国出張に行きたくない理由は、主に以下の4つになりそうです。
- スパイ容疑で拘束される可能性がある
- インターネットのアクセス制限がかけられている
- コロナ感染のリスク
- 原発の処理水放出問題を背景とした反日感情
一つずつ見ていきましょう。
スパイ容疑で拘束される可能性がある
ニュースや新聞でもよく取り上げられていますね。
実際にスパイ容疑で拘束された事例はいくつかあります。
過去に日本人が拘束された事例
中国北京市でアステラス製薬の日本人男性社員がスパイ容疑で拘束され、その後正式に逮捕されました。
2019年には、日本人教授が中国で拘束されました。中国当局は、この教授が国家安全に関わる活動を行っていたと主張しています。
2017年には、日本人男性が中国の重要な軍事施設の写真を撮影した疑いで拘束されました。この男性は、観光を装って情報収集を行っていたと報じられています。
2015年9月、中国の国家安全部によって、日本人男性3人がスパイ容疑で拘束されました。彼らは、中国の軍事施設付近で写真を撮影していたとされています。
拘束された彼らが本当にスパイなのかどうか、真実はわかりません。
しかし、スパイ行為が証明されていないにも関わらず、このように拘束されている事実があります。
中国出張で危険を回避【スパイ容疑】リスクを避ける為に知るべきこと注意すべきことインターネットのアクセス制限がかけられている
中国ではインターネットのアクセスに制限がかかっていることは有名です。
インターネットの閲覧や通信を制限する「グレート・ファイアウォール」というネット検閲システムが全土に敷かれています。
毎日使っているサービスが利用できない
何も対策せずに入国してしまうと、LINE、Google系サービス(Google検索、Gmail、YouTubeなど)、facebook、X、Netflixなど、特定の制限がかけられているサービスへのアクセスはできません。
これらのサービスは、日本人である私たちが普段生活のインフラとして利用しているサービスばかりですから、使えないことはストレスであることは間違いありません。
いくら短期間の出張だからといっても、GoogleやLINEが使えないのは困ります。
対策として①Wi-Fiを利用する、②VPNを接続するの2つあります。
中国向けのWi-Fiルータを持つことで、いつでもネットに繋がるだけでなく、GoogleやLINEなど中国では繋がらないサービスも使えるようになります。
一番おすすめはグローバルWiFiです。
中国出張におすすめのWi-Fiは以下の記事で詳しく書いてますので、よろしければチェックしてみてください。
VPNを接続することで対策できます。
VPNを使用することで、中国国内にはないインターネット回線を利用することになり、LINE・Instagram・X等の海外のSNSサービスや、GoogleやYouTubeのような海外企業のサービスが利用できるようになります。
中国で生活する私はMillenVPNを使っています。
出張など短期滞在の方でも使える短期間のプランもありますので、ぜひお試しください。
コロナ感染のリスク
コロナに感染するのでは・・という不安の声もありました。
ピーク時に比べればかなり収まったとはいえ、コロナはまだまだ残っていますし、どこにどんなウイルスがあるかわかりません。
最近日本から来たある出張者が、1週間ほど滞在して帰国しましたが、帰国後に肺炎(コロナではない肺炎)になったと言ってました。
これまで感染したことのないウイルスをもらってしまう可能性もあるでしょう。
2022年までは、いわゆるゼロコロナ政策とよばれる政策により、コロナに感染することで隔離を余儀なくされるリスクがありましたが、現在はその政策は終了しており、コロナに感染したとしても隔離になることはありませんので、その点はご安心ください。
ちなみに、隔離は私も経験したことがありますが、隔離になると最悪です。
終わったことなので、詳しく書きませんが、檻の中に閉じ込められた動物になったような感覚でした。
原発の処理水放出問題を背景とした反日感情
福島第一原子力発電所の処理水を海に放出する計画を発表した後、中国ではメディアによる事実と異なる内容を含む報道により国民の反日感情を沸き立たせています。
この影響により、このような反日の国へは行きたくないと思う人が多く、また、仮に中国出張に行った際には、日本人ということがなるべくバレないようにしようと心がけている人が多いようです。
中国メディアはどのような報道をしているのか
具体的なメディアの報道内容として、処理水には放射性物質が含まれているとの懸念が強調され、放出によって海産物に含まれる放射性物質が増加するのではないかという報道がされています。
さらに、日本政府の情報開示や透明性の欠如、近隣諸国との事前協議が不足しているとの批判もしています。
中国国民の反応
一部の中国国民の間で反日感情が高まり、SNS上で日本製品のボイコットを呼びかける声が上がるなど、社会的な動きが見られました。
本当に行きたくない人は転職も考えている
会社の指示に逆らうことはなかなかできません。
Xやyahoo知恵袋をみると、中国出張に行きたくないからという理由で転職を考えてる人もいるようです。
年功序列の時代が終わりつつあり、転職市場が活性化してきた今、転職により年収が上がる人が増えています。
転職活動をすることと、転職をすることは違います。
転職をするしないに関わらず、まずは転職活動を行うことをおすすめします。
エージェントではなく、まずはスカウトサイトに登録することをおすすめ
私は日本の大企業からベンチャー企業まで、多くの企業の採用コンサルをしていますが、エージェントではなく、まずはスカウトサイトに登録することをおすすめします。
どんな企業が自分に興味を持ってくれるのかがわかります。
自分の市場価値を知る上でも、スカウトサイトへの登録は有効です。
まず登録すべきスカウトサイトは、ビズリーチです。
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まとめ
今回は、中国出張へ行きたくない理由をまとめてみました。
主な理由は以下の4つです。
- スパイ容疑で拘束される可能性がある
- インターネットのアクセス制限がかけられている
- コロナ感染のリスク
- 原発の処理水放出問題を背景とした反日感情
ちなみに、中国在住の私は、この7年間で中国で怖い思いをしたことは一度もありません。
中国の生活に何も不安がないといったら嘘になりますが、適度な緊張感を持ちながら、中国出張を楽しんでみてはいかがでしょうか。
Wi-FiやVPNなど事前に準備できることもありますので、できることは先に取り掛かり、仕事に集中できる環境を整えましょう。
ぜひこちらの記事も合わせてチェックしてみてください。