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中国を訪れる際、多くの人が気になるのがトイレの状況です。
特に「トイレットペーパーは持参すべきか?」や「トイレは流すべきか?」といった疑問をいただく人が多いようです。
また、衛生面を重視したい人が多いようです。
結論として、以下の3つがポイントです。
- トイレットペーパー(またはティッシュ)は必ず持ち歩くべき
- ゴミ箱がある場合は、トイレットペーパーは流さずに、ゴミ箱に捨てる
- ホテルのロビーにあるトイレが綺麗で一番おすすめ
この記事では、中国のトイレ事情とその対策について、詳しく解説します。
中国のトイレ事情
上海、北京、広州などの都市部では、洋式トイレが増えてきましたが、まだまだ和式トイレが圧倒的に多い状況です。
例えば、個室のトイレが10室並んでいる場合、1室だけ洋式であと9個は和式といったイメージではないでしょうか。
日本人は洋式トイレを好む方が多いと思いますが、実は中国では洋式トイレはあまり好まれません。
なぜなら衛生面の不安があるからです。
直にお尻を便座につける洋式トイレより、どこにも直接的に触れない和式トイレが好まれます。
また、中国では、衛生面の背景から、洋式トイレを和式トイレのように使う人がいます。
つまり洋式トイレの便座の上に足をおいて、便座の上にしゃがんで事を済ますということです。正直、そういう人がいるから不衛生なのだと思います。特に女性が多いようです。
実際に中国で生活する私も、もちろん洋式が好みですが、中国では衛生面の理由からあえて和式を利用します。
中国の公共トイレはどこにあるのか?
では、トイレはどこにあるのでしょうか?主に以下の5つです。
- ショッピングモール
- ホテルのロビー
- レストラン
- マクドナルドなどのファーストフード店
- スターバックスなどのカフェ
注意しなければならないのが、コンビニにはトイレはないことです。
日本では、コンビニに綺麗なトイレがあることが当たり前ですが、中国にはありません。
また、地下鉄の駅にもトイレがないことが多いので注意が必要です。
この記事を執筆している2023年現在でも、各都市で新しい地下鉄の駅が開発されており、新しい駅にはトイレがついている場合があります。
古くからある駅でも稀にトイレがありますが、基本的に地下鉄の駅にトイレはないと考えた方がよいでしょう。
個人的には、比較的綺麗なトイレが多いショッピングモール、またはホテルのトイレをおすすめします。
コンビニにはトイレがないので注意が必要です。また、地下鉄の駅のも無い場合があります。
トイレットペーパーは持っていくべきか?
よく質問でいただく「トイレットペーパーは持っていくべきか?」ですが、トイレットペーパーまたはティッシュは必ず持ち歩くべきだと思います。
理由は、トイレットペーパーが備え付けされてないトイレが多いからです。
ティッシュは硬いので、トイレットペーパーを持つか、ティッシュを持つかはご自身のお尻と相談してください。
トイレットペーパーは流せるの?流していいの?
結論からお伝えすると、トイレットペーパーを流す人は増えており、実際に詰まらせることなく流すこともできるのですが、もしゴミ箱が置いてる場合は、流さずにゴミ箱へ捨てた方がよいでしょう。
流す場合は、日本のトイレと比べると詰まりやすいので、こまめに流すことをおすすめします。
トイレットペーパーを流すか否かの判断基準は、以下の2つの観点があると思います。
- ルールとして、トイレットペーパーを流して良いのか、流してはいけないのか
- 実際問題、流れるのか、流れないのか
私は中国に7年住んでいますが、正直に申し上げると上記の①については未だによくわかっていません。
「トイレットペーパーは流さないでください」のような掲示は見当たらず、また、最近では、ショッピングモール等の公共トイレにもトイレットペーパーを捨てる用のゴミ箱がないところもたくさんあるからです。
つまり、ゴミ箱がない=トイレに流すことが可能だと認識しています。
少なくとも、上海や広州のような都市は、日本同様に流せるトイレが多い印象です。
また、実際問題で流れるのか?ですが、普通に流れます。
私は中国で仕事をしていた期間もありますが、中国人社員含めて会社のオフィスのトイレでは全員流してましたし、自宅でも皆流していると言っていました。
中国の公共トイレ比較表
ここで、わかりやすく比較表にまとめてみます。
地域や店舗によって異なりますので、あくまで筆者の所感である点、ご了承ください。
ショッピングモール | ホテルのロビー | レストラン | ファーストフード店 | カフェ | |
---|---|---|---|---|---|
清潔さ | ◯ 比較的清潔 | ◎ とても清潔 | △ あまり清潔ではない | △ あまり清潔ではない | △ あまり清潔ではない |
トイレットペーパーの有無 | × 無い所が多い | ◎ 基本的にはある | × 無いお店が多い | △ 無い店舗もある | △ 無い店舗もある |
流せるか流せないか | △ 流せない所もある | ◯ 流せる所が多い | △ 流せないお店もある | △ 流せない店舗もある | △ 流せない店舗もある |
おすすめ度 | ◯ おすすめ | ◎ 非常におすすめ | △ あまりおすすめしない | △ あまりおすすめしない | △ あまりおすすめしない |
ホテルのロビーが一番おすすめです。
その次にショッピングモールがおすすめです。
また、ショッピングモールでもトイレットペーパーがない所も多くありますので、やはりトイレットペーパー(またはティッシュ)は持ち歩くようにしましょう。
トイレ対策の必需品
現在日本におり、これから中国に来る予定の方は、いくつかトイレ対策グッズを購入することをおすすめします。
中国トイレ対策グッズおすすめ3選
日本では、稀に便座シートが完備されているトイレがありますが、中国のトイレにはありません。
何枚か用意しておくとよいかもしれません。
花王のサニーナをご存知でしょうか?
トイレットペーパーにサニーナをシュシュっと噴射して、お尻を拭くというもので、ウォシュレット代わりにもなります。
私は常備していて、かなり重宝しています。
普通のティッシュでも問題ありませんが、せっかく携帯するなら専用のおしりふきが快適です。(サニーナがあれば不要かもしれません)
個人的には、おしりセレブが一番おすすめです。
中国農村のトイレ事情について
また、私は中国の「農村」と呼ばれる地域にも行ったことがあります。
農村は、和式 & トイレットペーパーの備え付けは無し & トイレットペーパーは流さない、が基本です。
なお、ニーハオトイレは今は極めて少なくなっているようで、私は見たことはありません。
「ニーハオトイレ」とは、中国に昔からあるドアや壁のないトイレを指します。日本では「相手の顔が見える状態で挨拶しながら用を足すトイレ」という意味で「ニーハオトイレ」と呼ばれています。
よくある質問
Q1:中国でトイレットペーパーを流せないのはなぜですか?
下水道システムの構造と処理能力に関連しています。
古い都市部や田舎の地域では、古い下水道システムがまだ使われています。これらのシステムは、トイレットペーパーを含む固形物の処理能力が限られており、トイレットペーパーが原因で配管が詰まるリスクが高いからです。
Q2:中国の公共トイレは無料ですか?
中国の公共トイレのほとんどは無料で利用できます。場所や状況によっては有料の場合もありますが、極めて少ないです。
Q3:ウォシュレットはついていますか?
中国のトイレには、ウォシュレットはついてません。
日系企業のホテルにはウォシュレットがついてることがあります。
まとめ
今回は、中国のトイレ事情について解説しました。
まとめると、以下3つがポイントです。
- トイレットペーパー(またはティッシュ)は必ず持ち歩くべき
- ゴミ箱がある場合は、トイレットペーパーは流さずに、ゴミ箱に捨てる
- ホテルのロビーにあるトイレが綺麗で一番おすすめ
中国のトイレ事情を理解して、快適な旅行、中国ライフを送りましょう。
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