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海外在住の私がiDeCoに加入した方法
筆者は海外での生活が7年目に入りました。海外在住のあなたは、どのように資産運用してますか?iDeCoに加入してますか?
海外在住でもiDeCoを利用することは可能です。
私はSBI証券を利用してiDeCoに加入しています。
今回は私の実体験をもとにiDeCoの加入条件と加入方法、そしてiDeCoを利用するメリットをご紹介していきます。
iDeCoに加入する2つの条件
結論として、以下2つの条件が揃っていればiDeCoに加入することが可能です。
- 年金を支払っている
- 実家など郵便物を受け取る日本の住所がある
年金の支払いについては、日本法人にお勤めで、海外駐在などの理由により海外にいる方は、厚生年金被保険者のままであれば加入可能です。
また、海外法人の現地採用など日本法人に勤めていない方でも、任意で加入する国民年金に加入していればiDeCoに加入することができます。
いずれにせよ、年金を支払っていなければiDeCoに加入することはできません。
今は年金を払ってないけどiDeCoを始めたい!という方は、まずは国民年金に加入しましょう。
私の場合は駐在員ではありませんが、日本法人の正社員として働いており、厚生年金被保険者なので加入することができました。
【出社なし】海外在住でも日本企業で働く方法(フルリモート求人の見つけ方)iDeCoに加入するために必要な書類
必要書類は運転免許証など身分証明書のみです。
また、基礎年金番号の記載が必要になります。
基礎年金番号はご自身の年金手帳に記載されています。
尚、住民票やマイナンバーは必要ありませんので、海外在住者でも申請することができます。
iDeCoに加入する手順
主に以下の7ステップです。
- 証券会社を決める
- 証券会社のホームページから申し込み書類を印刷して、必要事項を記入する
- (日本法人にお勤めの方は)お勤めの会社に郵送する
- 申込み書類を証券会社に郵送する
- 手続き完了後、実家など日本の自宅に管理画面に入るための初期パスワードが郵送で届く
- 証券会社の管理画面に入り、購入する商品(個別株、債券、投資信託など)を選ぶ
- 運用開始
証券会社を決める
iDeCoは証券会社を通して加入するものです。
まずは、証券会社を選びます。
証券会社は、SBI証券、楽天証券、松井証券がおすすめです。
私は、SBI証券を選びました。
証券会社のホームページから申し込み書類を印刷して、必要事項を記入する
証券会社を決めたら、証券会社のサイトからiDeCoの申込み書類を印刷して必要項目を記入します。
その際に、ご自身の基礎年金番号を記入する必要があります。
基礎年金番号は年金手帳に記載されていますので、年金手帳を確認しましょう。
また、毎月の掛金(運用金額)を設定します。
勤めている会社に郵送する(※日本法人にお勤めの方限定)
iDeCoの申込み書類には勤めている会社側が記入する項目があります。
日本法人にお勤めの方は、人事部など担当部署に郵送します。
日本法人に勤めておらず、任意で国民年金に加入している方は、直接証券会社に郵送します。
手続き完了後、実家など日本の自宅に管理画面に入るための初期パスワードが郵送で届く
証券会社での手続きが完了すると、申込書に記載した日本の住所に初期パスワードが記載された郵便物が届きます。
証券会社の管理画面に入り、購入する商品(個別株、債券、投資信託など)を選ぶ
郵便で届いたパスワードで証券会社の管理画面に入ることができます。
管理画面から購入する株などの商品と掛金の割合を決めます。
運用開始
運用が開始されます。
ちなみに、掛金の引き落としは銀行振込のみです。
クレジットカードでの引き落としはできません。
海外在住の私がiDeCoを始めた理由
私は現在海外で暮らしていますが、一生海外にいるつもりはありません。
いつかは日本に戻り、老後は日本での生活を想定していることから、老後の資金確保のためにiDeCoを始めました。
私のように「今は海外にいるけど、いつかは日本に戻る予定」という方は、iDeCoをやらないという選択肢はないと思っています。
仮に現地採用などで日本円で給与を受け取っていなくても、定期的に現地通過を日本円に変え、国民年金を払い、そしてiDeCoも始めるべきだと思っています。
その理由は以下2つです。
- 長期にわたる運用では、元本割れするリスクは低くなる
- 海外在住者が非課税で日本円を資産運用できるのはiDeCoだけ
長期にわたる運用では、元本割れするリスクは低くなる
iDeCoは私的年金制度と言われるように、公的年金の足しになる年金制度です。
従って、基本的には長期運用を前提としています。
そして、投資は長期になればなるほど元本割れする可能性は低く、運用益も大きくなります。
私は今30代前半なので、定年と言われる65歳までは30年以上あり、また日本の男性の平均寿命と言われる78歳までは50年近くあり、さらに平均寿命は年々伸びてますので、もっと長く生きる可能性もあります。
今の制度ではiDeCoの掛金の積立(正式には「拠出」と言います)は65歳までですが、将来的には制度が変わり、もっと高い年齢まで拠出ができるようになるのではと、個人的には思っています。
いずれにせよ、長期に運用できる場合は、元本割れする可能性は低く、シンプルに運用益でお金が増える可能性が高いのでやらない理由はないでしょう。
海外在住者が非課税で日本円を資産運用できるのはiDeCoだけ
日本において非課税で資産運用できる制度はNISAとiDeCoですが、海外在住(日本の非居住者)の場合、NISAには加入できません。
例え税金がかかったとしてもやった方が良い長期資産運用において、非課税制度があるのでればやならいという選択肢はありません。
現時点では、海外在住者でも非課税で資産運用できる制度はiDeCoのみです。
使える制度は使い倒しましょう。
まとめ
本記事では、海外在住の筆者がiDeCoに加入した経緯と具体的な手続き方法を紹介しました。
結論として、iDeCo加入のためには、年金の支払いと日本国内の住所が必要です。
iDeCoの大きなメリットは、海外在住者でも非課税で日本円を資産運用できる点にあります。
老後の資金確保を考えている方や、将来的に日本に戻る可能性がある方にとって、iDeCoは貴重な資産運用手段であることは間違いないでしょう。
海外で生活しながらも、賢く資産を増やしていくための一つの選択肢として、iDeCoの利用を検討してみてはいかがでしょうか。