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海外在住でもフルリモートにより日本企業で働くことができる
海外在住でも日本企業で働けるのかな?どこで求人を見つけるの?
そんな疑問を解決します。
今、海外で暮らしながら日本企業で働く人が増えています。私もその一人です。
ITエンジニアではなく、文系の人でも海外からフルリモートで働くことができます。
私は海外で生活をしながらフルリモートで、東京にある人材会社で日本の正社員として勤務しています。
海外在住時に転職活動を行い、面接は海外から全てオンラインで行い、転職成功させました。
日本へ一時帰国すらしていません。
この記事では、海外で生活をしながらフルリモートで日本企業で働きたい人に向けて、私の実体験を基に、求人の探し方、転職活動のコツ、おすすめの業界など、詳しく解説していきます。
この記事は、海外に在住したまま日本企業で働きたい人向けの記事です。日本へ帰国することを前提に転職活動したい人は以下の記事をご覧ください。
この記事の信頼性
実際に私は、海外で生活しながら日本の会社の正社員としてフルリモート勤務をしています。
- 海外にいながら2021年に日本の会社に正社員として転職成功
- 現在も海外で生活しながら日本の会社の正社員としてフルリモートで勤務中
転職活動をする上で、事前に把握すべきこと
コロナを経てリモートワークが普及した結果、フルリモートでも働ける企業が増えていることは皆さんもご存知だと思います。
さらに日本は、少子高齢化や労働人口の減少により、企業の人材不足が拍車をかけ「居住地不問」という採用条件にすることで、少しでも多くの応募者を集めようとしています。
この2つの背景から、海外在住でもフルリモートで正社員を雇用する会社が増えています。
しかし、1点注意点があります。
それは、確かに海外在住者のフルリモートによる雇用も増えてますが、多くの会社は「フルリモート可=日本国内ならどこでもOK」という意味がほとんどだということです。
つまり、「フルリモートOK」と求人に書いていながら、実は海外在住者はNGというケースが多いのです。
実際に私が転職活動をした時も、「フルリモート」と書いてありながら、海外から働きたいことを伝えると断られるケースが多発しました。
海外在住者のハードルが高い理由
では、同じフルリモートなのになぜ海外ではダメなのでしょうか?
主な理由は2つあります。
- セキュリティ上の問題
- 時差の問題
セキュリティ上の問題が一番多い理由です。
現代ではサイバー攻撃が非常に多く、企業はセキュリティ対策の強化に迫られています。
被害を受けたとしても、企業のセキュリティ体制や取った対策について責任を問われることが多く、これが情報を国内に留めようとする一因となっています。
特に大企業ほど、この傾向は顕著に見られます。
私が勤める会社は小さな会社ですが、それでもセキュリティが年々厳しくなっています。
クライアント側の規定により、プロジェクトには関与してはいけないというケースも発生しています。
時差に関しては言うまでもありませんが、日本の正社員として働くのであれば、日本の勤務時間で稼働しなければなりません。
日本の標準的な勤務時間(通常は9時から18時、または10時から19時)に合わせて働くことが求められます。
私自身、中国に住んでいるため、日本との時差はわずか1時間であり、これは特に問題になりません。
しかし、アメリカやヨーロッパのように日本との時差が大きい国に住んでいる場合、生活のリズムが大きく変わる可能性があります。
そのため、住みたい国からでも日本の勤務時間に適応できるかどうかを検討することが重要です。
海外からフルリモートで働く為の転職活動のコツ、求人の探し方
このように海外からの勤務は、やはり多少のハードルがありますが、決して無理ではありません。
転職活動のコツを掴めば、海外からでも働くことができ、自分に合った良い会社が見つかります。
実際に海外からの日本企業勤務を実現させ、今では人事コンサルタントとして働く私がそのコツをお伝えします。
まず求人の探し方は、以下の2つがおすすめです。
- リモート求人を多く扱っている転職エージェントに登録する
- 求人サイト(スカウトサイトを含む)に登録する
リモート求人を多く扱っている転職エージェントに登録する
エージェントは必ず利用した方がよいのですが、闇雲にたくさん登録してはいけません。
「海外からリモート勤務」という条件の場合、求人がかなり限られます。
したがって、リモート求人をあまり扱ってないエージェントに登録しても、経歴書の送付や、キャリアアドバイザーとの面談など、手間と時間がかかるだけで、自分が欲しい求人してもらえないからです。
実際に私も転職活動時は様々なエージェントに登録しましたが、海外からフルリモートで勤務したい旨を伝えると、そのような求人はないと言われ、時間を無駄にしたと感じることも多かったです。
エージェントに絞って厳選して登録したほうがよいです。
私が色々なエージェントを活用し、その中でも特に良かったエージェントは2つです。
- Remoful(リモフル)|リモートワーク求人に特化した転職支援サービス
- リクルートエージェント|日本最大級のエージェント
まず登録した方がよいエージェントは、Remoful(リモフル)です。
Remofulの最大の特徴は「リモートワーク×正社員」に特化した転職エージェントという点です。
フルリモートワーク求人を中心に、3万件以上の求人を取り扱っています。
地方に居住しての勤務可能なポジションはもちろん、海外から勤務可能な求人もあります。
運営会社は、1999年設立の人材エージェントの中では老舗企業で、名古屋証券取引所にも上場している上場企業です。
まずは一度キャリア面談をしてみてはいかがでしょうか。
人材エージェントは企業から報酬を受け取るため、転職者はサービス利用に費用を負担しません。
Remofulの相談フォームには、「リモートワーク希望条件」という項目の中に「海外居住でのフルリモートワーク」という選択肢もありますので、忘れずにチェックしてください。
もう一つ登録した方がよいエージェントは、リクルートエージェントです。
おそらく知らない方は少ないと思います。
リクルートエージェントをおすすめする理由は何よりも圧倒的な求人量です。
私は人事コンサルをしている関係で、数々の企業の採用支援をしていますが、リクルートエージェントに発注していない企業はかなり稀です。
それだけ、多くの企業と取引をしている=求人が多いということです。
「海外からフルリモート」という希少性の高い求人を探す場合は、必ず登録すべきエージェントです。
求人サイト(スカウトサイトを含む)に登録する
エージェントと並行して求人サイト(スカウトサイト)にも登録したほうがいいと思います。
私が登録したのは、以下の3つのサイトです。
いずれのサイトも、自分自身で求人を探して応募したり、企業が人材に対してスカウトメールを送ることができるサービスです。
海外からのフルリモートを希望している時点で該当する企業が少ないことをわかっていたので、スカウトを待つのではなく、自ら求人を探して、自ら応募しました。
中には海外からのリモート勤務はNGと言われた会社もありましたが、自ら積極的に連絡することで、海外からフルリモート勤務が可能で、且つ正社員採用の可能性がある会社が複数見つかりました。
求人の検索では、基本的に「フルリモート」というキーワードは外さずに検索しました。
フルリモートOKと記載されていても、海外からのフルリモートがOKなのかわかりませんので、そこはメッセージを送り確認するしかありません。
気になる会社には躊躇せず、メッセージを送って確認しました。
スカウトサイトでは、いきなり面接をするのではなく、最初はカジュアル面談をすることが一般的です。
カジュアル面談は、選考要素はないと言われています。(裏話ですが、表向きには選考要素はありませんが、実際は選考していることもありますので、ご注意を)
まずはカジュアル面談をお願いして、働き方、仕事内容、会社の雰囲気など、気になることをざっくばらんに確認しました。
カジュアル面談を実施して、選考に進みたいなと思った企業がいくつかあったので、選考に進む意向を伝えました。
書類選考があり、書類選考が通過したら一次面接を行う流れが一般的です。
私は3社受けてすべて書類選考に合格しました。
面接はもちろん全てオンラインです。
現在海外にいることや、もし入社する場合は海外から勤務することをカジュアル面談時に伝えていますので、面接官も全て私の希望を把握した上で面接してくれました。
海外からのフルリモート勤務が可能な業界
色々探すことで見えたことですが、私のようなITエンジニアではない文系人材でも海外からのフルリモート勤務が可能な業界は、主に以下の業界に集中していることがわかりました。
海外からフルリモート勤務ができる可能性が高い業界
主に以下の4つです。
- 人事・採用コンサルティング業界
- デジタルマーケティング・広告業界
- 翻訳・通訳業界
- 一部のIT系スタートアップ企業
最終的に、私は人事・採用コンサルティング業界の企業に就職しました。
海外在住者が直面する法的・税務上の問題
海外に住んでいると、いくつかの法的および税務上の問題に直面します。
これらの問題を理解し、適切に対処することが重要です。
滞在ビザの取得
日本企業での就労の場合は就労ビザは必要ありません。しかし、海外で生活をする為には滞在ビザが不可欠です。
私の場合は、妻が中国人なので、親族ビザで中国に滞在しています。
ワーケーションビザを用意している国もありますので、調べて見てはいかがでしょうか。
ワーケーションビザとは?
ワーケーションビザとは、一定期間、異なる国で働きながら休暇を楽しむことを目的としたビザです。通常の観光ビザとは異なり、ビザ保持者がその国に滞在しながらリモートワークを行うことが許可されています。
特にリモートワークが普及したコロナ以降において人気が高まっています。ビザの条件や有効期間は国によって異なりますが、一般的には数ヶ月から1年程度の期間が設定されています。申請者は、通常、安定した収入源やリモートワークが可能な職業に就いていることが求められます。また、滞在中の医療保険の証明や、一定額以上の貯蓄があることを証明する必要がある場合もあります。
国際税務の基礎知識
次に、国際税務の問題です。
海外在住者が日本の会社で働く場合、どの国で税金を支払う必要があるのか、またその計算方法はどうなるのかを理解することが重要です。
日本と居住国との間で税金の二重課税を避けるための条約が存在する場合もあります。
そのため、自分の居住国の税法と日本の税法の両方を理解し、必要に応じて税理士のアドバイスを受けることが賢明です。
私の場合、給与からは社会保険料のみが差し引かれています。日本で非居住者になるため、所得税は給与から引かれていません。所得税のみ中国で納付しています。
まとめ
今回、海外からフルリモートで日本の企業で働くための転職活動の方法について解説しました。
求人サイトを利用するとキャリアアドバイザーが付かないため、転職活動に慣れてない、不安があるという方は人材エージェントの利用がおすすめです。
キャリア面談をすると、給与の相場観や転職の実現性など様々なことがわかってきます。
おすすめのエージェントはRemoful(リモフル)とリクルートエージェントです。
スカウトサイトでは、ビズリーチが一番おすすめです。
皆さんのキャリアアップをお祈りしています。